特集

第3回 新型コロナウイルス感染症の影響によるエンドユーザー行動調査

2020.09.18

世界的に拡大を続ける新型コロナウイルス感染症が、住み替え・建て替えを検討しているエンドユーザーの行動に与える影響に関して3回目の調査を実施いたしました。

①新型コロナ第2波 住み替え・建て替え検討意識の低下見られず
②今後の見通しは「住み替え・建て替えを延期する」が微減傾向
③住み替え延期・中止者の8割がコロナ理由も、その比率は緩やかに減少傾向
④新型コロナの影響徐々に弱まるも、一定数が不動産会社への訪問まだ不安
⑤ユーザー特性により、オンラインサービス利用経験に大きな差 不動産事業者への要望も

①新型コロナ第2波 住み替え・建て替え検討意識の低下見られず

現在の住み替え・建て替え意向について聞いたところ「検討している」が34.9%と、6月時点と比べて横ばいでした。緊急事態宣言が全国的に解除された5月末以降、新型コロナ第2波と呼ばれている時期を経てもなお、住み替え検討意識が低下していないことがうかがえます。(グラフ①-1)
なお、現在検討している方の54.9%が「具体的な検討行動はしていない」と回答しており、こちらも6月時点と比べて横ばいでした。(グラフ①-2)また、検討している住まいの種類については、「注文住宅」が微増、「新築一戸建て住宅(建売住宅)の購入」に微減傾向が見られました。(グラフ①-3)
 
【グラフ①-1】
あなたは、現在住み替えや建て替えを検討していますか。
(全体N40,000(今回、前回)、70,000(前々回) 単一選択)
 
【グラフ①-2】
現在住み替えや建て替えを検討している方に伺います。検討状況はどのような段階ですか。
(全体N13,964(今回)、13,751(前回)、17,555(前々回) 単一選択)
 
【グラフ①-3】
現在住み替えや建て替えを検討している方に伺います。最も検討している住まいの種類をひとつだけお選びください。
(全体N13,964(今回)、13,751(前回)、17,555(前々回) 単一選択)

②今後の見通しは「住み替え・建て替えを延期する」が微減傾向

「住み替えや建て替えを検討している」と回答した方に今後の見通しを聞いたところ、「住み替え・建て替えを延期する」が6月時点の13.4%から12.1%に微減しました。「予定通り住み替え・建て替えを行なうつもりでいる」や「住み替え・建て替えを中止する」には、これといった変化が見られず、新型コロナ第2波がエンドユーザーの心境に与えた影響はわずかなようです。 (グラフ②)

【グラフ
現在住み替えや建て替えを検討している方に伺います。住み替え・建て替え検討の今後の見通しはどのようにお考えでしょうか。あてはまるものをお選びください。
(全体
N12,246(今回)、12,069(前回)、15,061(前々回) 単一選択)

③住み替え延期・中止者の8割がコロナ理由も、その比率は緩やかに減少傾向

「住み替え・建て替えを延期・中止する」と回答した方に、その理由を聞いたところ、新型コロナウイルス感染症拡大を理由とするものが依然として8割を超えたものの、前々回は84.4%、前回は82.7%、今回は80.6%と、緩やかに減少の傾向が見られました。「新型コロナウイルス感染症による意識の変化(外出の不安など)」「新型コロナウイルス感染症による生活の変化(在宅勤務・休校など)」が微減しており、社会生活や経済活動の再開が影響していることが考えられます。一方、「新型コロナウイルス感染症によるライフイベント(結婚・転勤・転職)の延期」は19.6%と前回までに比べて増加の傾向が見られました。(グラフ③)

【グラフ③】
住み替え・建て替えを延期・中止する方に伺います。住み替え・建て替えを延期・中止する理由は何ですか。あてはまるものをすべてお選びください。
(全体
N1,732(今回)、1,854(前回)、6,061(前々回) 複数選択可)※グラフをクリックすると拡大表示されます

④新型コロナの影響徐々に弱まるも、一定数が不動産会社への訪問まだ不安

「住み替え・建て替えを検討している」と回答した方に、新型コロナウイルス感染症の影響により困ったことやご自身が行ったことについて聞いたところ、「困ったことやご自身が行ったことはない」が64.1%と、前回と比べて微増しました。一方、16.3%が「新型コロナウイルス感染症の影響によるご自身の不安により不動産会社への訪問を控えた」と答えており、対面での接客に不安を感じるエンドユーザーが一定数見られました。(グラフ④)

【グラフ④】
住み替え・建て替えを検討している方に伺います。住み替えや建て替えを検討している中で、新型コロナウイルス感染症の影響により困ったことやご自身が行ったことはありますか。あてはまるものをすべてお選びください。

(全体N13,964(今回)、13,751(前回)、17,555(前々回) 複数選択可)※グラフをクリックすると拡大表示されます

⑤ユーザー特性により、オンラインサービス利用経験に大きな差 不動産事業者への要望も


住まいに関する「オンラインサービスの利用経験」を聞いたところ、ユーザー特性によりその利用経験に大きな差があることが分かりました。検討状況別では、検討状況が進行するほど「オンラインサービスの利用経験」が高まり、不動産会社とのコミュニケーションを開始しているエンドユーザーでは約半数の48.4%に利用経験がありました。性別では女性に比べて男性が、年代別では年代が低いほど、検討マーケット別では賃貸物件検討者に比べて売買物件検討者の方が、「オンラインサービスの利用経験」が高い傾向にありました。(グラフ⑤)
 
また、オンラインサービスの利用経験者にオンラインサービスを利用した感想を聞いたところ、「自宅から相談できるのが良い」「自分の都合に合わせて時間が決められる」「予約の取りやすさ」「交通費と時間の削減」「記録が残せる」など、便利さや気軽さにメリットを感じている一方、「Wi-Fiの接続不良で画面が止まった」「音声が聞き取りにくい」といった通信環境の不調に関する不満のほか、「事前に準備することを教えてほしかった」、オンライン内見時に「距離感やサイズ感がわかりにくい」といった不動産事業者への改善要望も見られました。

【グラフ⑤】
住まいに関するオンラインサービス(オンライン相談・
LINE相談・オンライン内見・IT重説)について、これまでに利用経験はありますか。

検討状況別
性年代別
検討マーケット別

調査概要

実施期間:2020年8月28日~2020年9月3日
調査地域:全国
調査対象:17~49歳男女
回答件数:40,000件
調査方法:インターネット調査
分析:株式会社LIFULL

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